2008年02月24日

炎上(A)


炎上
著者名:佐伯泰英(著)
出版社:光文社
出版年:2007.03
ISBN :9784334742089



吉原裏同心シリーズ第8弾。
安心して読める時代小説。

今回では吉原全体が焼け落ちて終わる。
幹次郎たちの生活も変化することになるだろう。

今後も楽しみなシリーズ。
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2008年02月23日

キリスト教は邪教です!(C)


キリスト教は邪教です!
著者名:フリードリッヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(著)
     適菜収(訳)
出版社:講談社
出版年:2005.04
ISBN :9784062723121



本書は、ニーチェの「アンチクリスト」を現代語訳したもの。

ミヤザキ学習帳が選んだ2005年度新書大賞第4位。
と本の帯についていることや、哲学者のニーチェの本ということもあり購入。

どのようなことが書いてあるのかと楽しみに読み進める。

しかし、内容は哲学者ニーチェには申し訳ないがひどいものだった。

本に記されている彼自身の思想にも問題(障がい者差別など)を感じるが、
もっと問題なことは、ニーチェの語るキリスト教批判が論理的でないということ。

たとえば、「イエスの教えのなかには」そんな考え方は存在しません。とニーチェは語る。しかし、ニーチェの語るイエスの教えは、聖書に記されている教えをニーチェが理解したもの。
一方でニーチェは聖書をも批判している。

聖書を批判しつつ、ニーチェの理解するイエスの教えは聖書を用いて語る。ここに、論理的な矛盾が生じているのである。

このような論理的矛盾は至る所に生じており、本書は、哲学書にも、キリスト教を批判する書物にもなり得ない。

ただし、ニーチェが生きた時代に批判することの出来なかったキリスト教を批判し、
そして、キリスト教の価値観から脱しようとしたことについては、思想家としてのニーチェの意気込みを感じる。

本書の帯の背表紙には「仏教の素晴らしさを発見」ともあるが、
仏教の素晴らしさを発見することのできる書物でもない。

本の内容は、Cランクだが、現代語訳ということや用語の解説などもついており、
本としては読みやすい。

ニーチェ晩年の書物が「アンチクリスト」ということだが、
ニーチェの自身の病気もあり、哲学書とも言えない出来になってしまったのだろうか。
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